• 令和7年度補正予算案に、住宅の省エネ化への支援を強化するための補助制度「みらいエコ住宅2026事業」が盛り込まれました。

  • 2025.12.13

  • 令和7年11月21日に「「強い経済」を実現する総合経済対策~日本と日本人の底力で不安を希望に変える~」が閣議決定され、エネルギーコスト上昇に強い経済社会の実現に向け、「家庭等における省エネ化、建物の断熱性向上、(中略)を進める。」方針が示されました。
    これを踏まえ、本日閣議決定された令和7年度補正予算案に、住宅の省エネ化への支援を強化するための補助制度が盛り込まれました。

    ○みらいエコ住宅2026事業
    「GX志向型住宅の新築」や、子育て世帯・若者夫婦世帯を対象とする「長期優良住宅・ZEH水準住宅の新築」を支援するものです。
    また、国土交通省・環境省・経済産業省による、住宅の省エネリフォーム等に関する補助制度について、3省の連携により、それぞれを組み合せて利用することが可能になります。
    1. 省エネ住宅の新築
    条件を満たす注文住宅・分譲住宅・賃貸住宅の新築が、補助金の対象となります。
    ①GX志向型住宅(※):すべての世帯を対象に110万円/戸
    ②長期優良住宅:子育て世帯・若者夫婦世帯を対象に75万円/戸
    ③ZEH水準住宅:子育て世帯・若者夫婦世帯を対象に35万円/戸
    ※ZEH基準の水準を大きく上回る省エネ性能を有する脱炭素志向型の住宅

    ②、③については、賃貸住宅の場合、子育て世帯等に配慮した安全性・防犯性を高めるための技術基準に適合することが必要です。

    2. 3省の連携による住宅の省エネリフォーム等
    (1) 高断熱窓の設置
    高断熱窓への断熱改修工事に対し、工事内容に応じて定額を交付。

    (2) 高効率給湯器の設置
    一定の基準を満たした高効率給湯器を導入する場合、機器・性能ごとに設けられた定額を補助。

    (3) 既存賃貸集合住宅の省エネ化支援事業
    既存賃貸集合住宅において、一定の基準を満たしたエコジョーズまたはエコフィールに取り替える場合、機能ごとに設けられた定額を補助。
    ・追い焚き機能なし:5万円/台
    ・追い焚き機能あり:7万円/台

    (4) 開口部・躯体等の省エネ改修工事
    対象住宅の省エネ性能に応じて、一定の省エネ性能を確保するリフォームに対して補助。

    ご紹介した各種補助には条件があります。
    詳細は国土交通省HPをご覧ください。

    みらいエコ住宅2026事業 ― 国土交通省HP
    https://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_001323.html